Hammer's-Photo/日々雑観

『2012』&『Avatar』

今冬話題のSF映画2本を鑑賞しました。
どちらもストーリーラインは単純、豪華な映像を存分に楽しむタイプの映画でした。


『2012』はローランド・エメリッヒ監督お得意の地球滅亡映画。
大筋は相変わらずで、いかにして地球が滅亡して行くかの様子を描いたディザスタームービー。
難しい事は抜きにして崩壊して行く日常の風景をドキドキしながら鑑賞する映画なので
その点では期待を裏切らない、ある意味とても冬休み向きな作品と言えます。


『アバター』はジェームズ・キャメロン監督の本格長編3D映画という事で話題の作品。
3Dと2Dが公開中ですが可能であれば3Dがオススメです。
眼鏡をしてみるので違和感を感じて集中出来ないという人や、目が回るという人もいる様ですが
それでもあの映像表現の世界に一度チャレンジしてみる価値はあります。
3D作品という事で字幕の位置にも苦労の跡が見られ、それが逆に気になる場面もいくつかあり
映像に集中すると言う点に置いては「3D-吹替え版」という選択も有効だと思います。


以降の文章は物語の核心部分を予測する事が出来る可能性のある内容を含みます。
鑑賞の予定がある方は閲覧を控えていただいた方がより作品を楽しめるでしょう。
ご注意下さい。





じゃあhammer的にはどうだったか?
どちらも十分及第点はクリアしているとは思いますが・・・

『2012』 もう少し頑張りましょう
『アバター』 良く出来ました

エメリッヒがアバターについて「これは映画じゃなくてアニメだ」と言ったとか言わないとか・・・
でも、あなたの映画だって人の事言えませんよ(苦笑)
どちらも虚構の世界を映像で見せると言う点に置いては向かう先が違うだけであって方向は同じはず。




そのエメリッヒの『2012』は根本的にシナリオが大雑把すぎます。
ある種の「冷たい方程式」にしたがって進められる人類存続の為の計画自体は現実的なのですが
そこを悪びれる事無く感動巨編に仕上げるのはやはり少し無理があるのかなと。
本来ならば叙情的な叙事詩の方向に向かわせるべきだったはずのこの映画、
結局グダグダの後半で無理矢理叙情的な方向に持って行こうとする所が非常に残念です。
特にこの監督の作品はその傾向が強いので相変わらずなのではあるのですが・・・

それでも王道ハリウッドスタイルのパニック映画なのでその辺を受け流せるのであれば楽しめるでしょう。



『アバター』はキャメロン監督が長い間温めていたと言う作品。
ストーリーラインは近年の西部開拓モノ『ダンス・ウィズ・ウルブス』やその亜流の『ラストサムライ』系。
現代アメリカ人には根本的にフロンティアに対する憧れと贖罪意識があるのでしょうか?
この手の作品は舞台や時代こそ違いますが、ひとつのジャンルと言って良いほど物語の展開は似ています。
そこにSF要素と3Dをブレンドしたのが『アバター』なので新鮮味は正直今ひとつ足りません。
ですから2Dで観ると案外普通の映画(それでも良く出来てるとは思います)なのかもしれません。

この作品を楽しむポイントは
3Dを楽しめるかどうか。主人公側にどれだけ感情移入出来るかどうか。
以上の2点です。

そしてもうひとつのお楽しみポイント。
キャメロン監督の作品内での装備・銃器設定へのこだわりは、もはや「愛」といって良いでしょう。
その辺を理解・期待している観客に対しても真正面から応えてくれているので御安心下さい。
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by hammer0011 | 2009-12-26 20:00 | Comments(2)
Commented by shinashina-x at 2009-12-26 21:35
インディペンデンスディと同じようなもんですかね>2012

アバターは今度嫁が行ってくる(券もらったけどあんまり興味ないので・・)そうなので、感想聞いてみます。
Commented by hammer0011 at 2009-12-27 09:31
しなしなさん>
ID4に比べて画的に派手で話が地味なのが2012って感じです。
アバターは期待しないで観るくらいが変な補正が入らなくて良いかもしれません。