Hammer's-Photo/日々雑観

温故知新 / ジュリア・マーガレット・キャメロン

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2007/2/大切な家族


写真技術の公表直後より商品としての人物肖像写真が多く撮られました。
当時のフランスには多くの商業写真家がいたという事です。

初期の頃はタゲレオタイプが主でしたが
画家であるデイヴィッド・オクタヴィアス・ヒル
薬剤師で写真家のロバート・アダムソンの二人(ヒル&アダムソン)によって
カロタイプによる肖像写真が多数撮影された頃から機材の改良も進みます。

コロジオン湿板法の発明以降は紙焼き肖像写真が普及し

ナダール
エティエンヌ・カルジャなど
多くの写真家たちが活躍します。
また1850-60年代には名刺判写真が大流行しました。


幕末、海外に出た日本人の写真が多く残っているのはちょうどこの頃だった為です。





コロジオン湿板法の普及によって富裕層のアマチュア写真家も多く登場します。
そして個人的な撮影の中にも新たな技法への探求が広まって行きました。


イギリスのジュリア・マーガレット・キャメロン
1863年の48歳の時に娘よりプレゼントされたカメラを使い商業的肖像写真とは全く別の
個人的な肖像写真(家族や知人を撮影・独学)で独自の撮影表現をしました。
長時間露光やクローズアップによるその技法は好意的ではない意見も多かった様ですが
彼女はそのスタイルを変える事無く生涯撮影し続けたという事です。

ちなみに初めて写真撮影に成功したのが1865年。
プレゼントされてから2年後の50歳という遅いデビューだったそうです。



人々が「撮る立場」になった時、撮ろうと思うモノは今も昔もあまり変わらず、
愛しいと思うモノ、美しいと思うモノ、素晴しいと思うモノ、
(もちろん欲望に関するモノも多かった様ですが・・・)
多くの様々な写真がアマチュア写真家の手によって撮られてきました。
そしてこれからもデジタル技術の普及に伴いより多くの写真が撮られていく事でしょう。
(デジタルの記録としての永続性には疑問もありますが、それはまた別の話)


人間の興味の方向性というのは実はそれ程大きくズレていないのかもしれません。
今回は姪を撮った画像ですが、将来彼女はどんな感想を聞かせてくれるでしょうか?



<注意>
完全な独学なので表現等に誤りがある場合があります。
そういった点の御指摘なども含めてコメント頂けますと嬉しいです。
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by hammer0011 | 2007-02-16 01:00 | Comments(0)